E36 M3 Gone Skiing – 雪山装備

スキーシーズンがやって来て山通い。

Contiのスノータイヤが付いたDS2に履き替え、リアシートのアームレストの後ろの板を外しトランクと貫通させスキーを積む。スノータイヤは5シーズン目だがまだ行ける。

今年は雪道装備を少し強化。

Traction Mat – 脱出マット:

去年スキー場の駐車場でスタックしたとき買って持っていたプラスチックの脱出マットが全く機能しないことを知った。そもそも期待はしていなかったとは言え、ここまで使えないとは思わなかった。オフロードの人たちが使う本格的なものは高価だしそこまで必要はないと思い、北海道に住む人達が使っているようなものが安く手に入れば良いのだが、多少でも機能してくれないと困る。

Walmartでゴム製の商品を見つけたので買って車載。

役にたたないプラスチックの脱出マット
Walmartでみつけたゴムの脱出マット – かなりの重さがある

シャベル:

オフロードやアウトドア用品としてアルミで柄が伸び縮みできたりする高級な商品もあるが、ホームセンターで一番安いシャベルを山へ出かけがてら寄り道して購入。

しかし・・・

そのシャベルを買ってスキーに出かけた日、スキー場は雪。駐車場に車を止め、スキー場へ。ゲレンデは雪が降り続き、リフトで上がる度に滑ったコースが新雪に覆われ、浅いパウダーは至極のコンディション。調子に乗ってつい思っていたよりも長くスキーをして車に戻ると車は雪に埋もれていた。車の雪を落とし、車高の低いE36がスタックしないように早速買ったシャベルを使うことに。止めていた場所から車は動かすことに成功したが、目測を誤って車を深い雪がある方へ走らせてしまったために本格的にスタックしてしまった。Walmartで買った脱出マット、シャベルを総動員。脱出マットは機能した。が、脱出マットを使って最初の勢いは付いて車は動くもののすぐにその先の柔らかい雪でまた止まってしまう。またシャベルで掘ってマットを使って動いての繰り返し。しかし周りは暗くなるし、スキー場の駐車場はいよいよ人がいなくなり、スキー場の人に救援を要請したがその救援もなかなか来ない。そのうちに大型の四駆のピックアップトラックのお兄ちゃんが声をかけてくれて、牽引ロープもある、というので引っ張ってもらった。いとも簡単に車は雪が比較的少ないところへ動かすことができ、その場所でビバークすることなく、スキー場を後にすることができた。しかしスキー場からの道は猛吹雪でヘッドライトの光にその雪が照らされて前が殆ど見えなかった。道路は除雪車が入っているので車は走るが視界が悪いのでゆっくり。山を降りて無事帰って来ることができたものの、その日の経験は怖い思い出になった。

Recovery Strap – 牽引ストラップ

で、後日追加で手に入れたのが牽引ロープ。牽引ロープには2種類あって、一定のスピードで車を牽引するTow Strap(またはRope)とスタックした車を引き出すRecovery Strap(またはRope)がある。Tow Strapは伸縮しないポリエステル素材が一般的。一方Recovery Strapはナイロン素材で伸縮する。この伸縮するエネルギーを使って雪、泥、砂にスタックした車を引っ張り出す。買ったのはRecovery Strap。最低限の長さと対応重量のものを本当の非常時のために準備。そのRecovery Strapを車の牽引フックにつなげるシャックルも購入。

昔もそんな牽引ロープを車に積んでいて、雪道でスタックしたりスピンしたときに使った。またスタックしたりスピンした車を助けたことも何度もある。こっちは車高短スープラ、スタックしたハイラックスを助けたこともある。使い方を間違えなければ結構使えるアイテム。間違えると危険なこともあるので注意が必要。

牽引は助けてくれる人がいることが前提、ではある。

チェーン:

チェーンをFacebookのMarketplaceで中古を購入。しかし、このチェーン、本来ならば簡単に装着できるはずだがそれは普通の車の場合で、車高短でフェンダーに手が入らないとタイヤの裏側のフックを繋げられないので取り付けることができない。家で試しに付けようとしたが無理だった。よってこれは買ったはいいが、車高調に入れ替えて冬は車高を上げて、みたいなやり方に変えないと使えない。或いは普通のはしご型のケーブルチェーンなら雪面に寝そべったりして付けられるかもしれないが、チェーンが必要になるのはほぼそこに深い雪があるときで、そんな雪がある場所で地面に這いつくばってチェーンを付けられるかという問題がある。またチェーンが付いたとしてもフェンダー、サスペンションと干渉する可能性が高い。

タイヤを車から外し、チェーンを付けてみて、とりあえずタイヤのサイズにチェーンが合っていることを確認。チェーンとフェンダーの隙間は2cmくらい。

スキー場への道は舗装されていて除雪も入るからスキーに行くのに四駆やSUVは必要ない、とツッパってはいるがこうやってスタックすることがあると人に迷惑をかけたり自分の命を危険にさらしたりすることになってはいけない、と思う。

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