Sienna Brake Caliper Rebuild – キャリパーオーバーホール

左前のキャリパーはピストンのダストブーツが破れてしまい、ずっと放置していたので直す。ブレーキキャリパーリペアキットをAmazonで買って取り寄せる。

前をジャッキアップしてウマに乗せ、ブレーキペダルを踏んだ状態でつっかえ棒をしておく。こうしておくとキャリパーとブレーキラインを切り離してもフルードが流出を最小限に抑えられる。

そのブレーキラインをキャリパーから切り離す。14mmのバンジョーボルト。フルードは出て来るのでボールに受けるが最初に少し出るだけでその後流れ出てくることはない。

キャリパーをキャリパーキャリアから外し、車から取り出す。ここも14mmのボルト。

ピストンはコンプレッサーの圧縮空気を使って押し出す。シャンペンのコルクのように飛び出すので木片を当てて、ウェスでくるんでおいて圧縮空気をブレーキラインの取り付け口から送り込む。キャリパー内に残っているブレーキフルードも飛び出てくるのでウェスで押さえて作業。

後はキャリパーから壊れたダストブーツとダストブーツを止めているスプリングリテーナーを外し、ピストンシールを取り出し、ピストンとキャリパー自体を掃除。

新しいピストンシールをブレーキフルードを潤滑剤にしてシリンダーの溝に入れ、ピストンをブレーキフルードまみれにしてシリンダーに入れる。途中まで押し込んだところでダストブーツをピストンにセット。ピストンを最後まで押し込んでダストブーツの外側をシリンダーの溝に押し込んで、そこにリテーナースプリングを入れる。

これでキャリパーのオーバーホールは終わり。簡単。

ブレーキラインをキャリパーにつなげる。リペアキットに同梱の新しいクラッシュワッシャーを使う。古いものを外して交換。古いクラッシュワッシャーはペアでつながっている形式。新しいものは真鍮製。

古いクラッシュワッシャー
新しい真鍮製のクラッシュワッシャー

キャリパーをキャリアに取り付け、新しいフルードを追加してエア抜きして終了。

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