GX470 Front Differential Oil Flush – フロントデフオイル交換

先日頓挫したフロントデフのオイル交換。ドレーンプラグを緩めることができなかった。再度挑戦。

このドレーンプラグが外れなくなるトラブルはよくあることのようで、ネットで検索するとたくさんのケースにヒットする。こんなツールも発見。しかし結構高価、オーストラリアからの取り寄せで時間も費用もかかる。

問題はM24というボルトサイズに対し、10mmのアレンが不釣り合いに小さいので舐めてしまいがち。これを解消するために10mmのアレンの代わりに14mmの六角の頭のドレーンプラグがトヨタ純正品であるのでそれに交換しろ、と。基本的にドレーンプラグは破壊することを覚悟。この14mmの頭のドレーンプラグをディーラーで買ってきた。トヨタ・レクサス品番90341-24016。

作業開始。

数日前にDeep Creepの潤滑剤をドレーンプラグ周辺にスプレーしておいた。ガレージに頭を突っ込んで、フロントをランプに載せ、少し作業スペースを確保。二番目のスキッドプレートを外す。プラグ周辺を更にDeep Creepの潤滑剤で浸す。フィル側のプラグが緩むことを確認。

Bondhusの10mmのアレンキーをドレーンプラグに入れ、更に金槌で叩き込み少しでも接地面積を稼ぐ。1/2のアダプターを介して1/2のブレーカーバーを使い、トルクをかける。緩まない。

プロパントーチを出してきてデフケースのプラグの周りに熱を入れる。少し入念に。だいぶ熱したところでプラグを金槌で何度か叩いてショックを与え、Bondhus 10mmを叩き込み、ブレーカーバーをかけてトルクをかける・・・と意外とあっさり緩んだ。ちょっと拍子抜け。ドレーンプラグは破壊せずに取り出すことができた。1-0。

オイルを抜き、買ってきた新しいドレーンプラグを指定のクラッシュワッシャーを付けて取付。締め付けトルクは48 ft lb。先日の他のデフと同様Red Line 75W90 GL-5をポンプで入れ、オイルがフィルプラグから溢れ出したところで終わり。フィルプラグも新しいクラッシュワッシャーを付けて入れる。フィルプラグのトルクは29 ft lb、このプラグが緩まなくなる、というケースはほとんどない。

左がフィル、右がドレーンプラグ
真ん中の新しいプラグが14mm頭の代替ドレーンプラグ

スキッドプレートを戻して作業完了。

挽回、気分がよい。

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