911 Oil Cooler Replace – オイルクーラー交換

3.6L換装で追加した左前フェンダー内のMocal 44段オイルクーラー、オイル漏れ。一晩で数滴なので急務ではなかったが、気持ちがよいわけはない。

Mocalの正規代理店から新しいものを取り寄せる。50段のクーラーにサイズアップ、そしてファンも追加で発注。Mocalの50段と思ったが、Setrabの同等品が若干安く、そちらが届いた。サイズはMocalもSetrabも一緒。

古いMocalを外す。AN12のフィッティングは32mmのレンチで心配に反し簡単に緩んで切り離すことができた。

漏れの場所をチェックする。漏れは最下部。最下段のフィンの右から4番目のVがUになってしまっていてかすかな歪み、凹みができているのがわかる。この歪みが石か何かが当たったときにできた衝撃でオイル通路のどこかにヒビが入ったものと思われる。

新しいSetrabは下部のブラケットを切徐。Mocalを上から吊っていたアルミブラケットは再利用。サイズアップした分スタッドボルト用の穴を新しく明けて加工、Setrabに移す。Mocalのあった場所にファン付きのSetrabが収まった。

バッフルも取り付け直し、金網でなんちゃってカバーを作ってZip Tieで固定。

ここまでのオイルクーラー交換は簡単。続くクーラーファンへの配線とスイッチパネルを製作してセンターコンソールに入れる作業。これに丸一日かかった。難しい作業ではないのだが、電装系は今一ピンと来ない作業、どこから電源を取るかとか、配線はどこを通すか、何色のコードを使うかなど、いちいち立ち止まって無駄に思案して、手が動くまでに時間がかかる、という非効率的な作業。

配線はネットで検索したものを参考に。

イグニッション連動の12Vはトランク内のフューズボックスの4番と5番の間の空いているポストに来ているのでここに配線を割り込ませてリレー端子86へ。途中に10Aのフューズを入れる。リレー端子85から線を運転席に引き込みトグルスイッチへ。スイッチの先はアースへ。常時12Vはバッテリーからリレー端子30へ。途中に30Aのフューズを入れた。リレー端子87からファンの赤い線へ。ファンの黒い線はアースへ。これでイグニッションオンでファンが作動するようになった。

トグルスイッチはRadio Shackが閉店するときに買い集めて保管していたイルミ付きのもの。スイッチがオンになったときにつまみが赤く点灯する仕様。

済ませた配線だとトグルスイッチに内蔵のイルミが点灯しない。スイッチをリレーの負荷の後に入れるとイルミが点灯しないらしい。

ということでトランク内のリレーとスイッチ間にもう一本線を引いてスイッチをリレーの前に配置。フューズとリレー間にスイッチからの配線を割り込ませ、リレー端子85から直接アースへ、と配線をやり直し、これでファン作動時にスイッチのつまみが点灯するようになった。

トグルスイッチはセンターコンソールに新しくスイッチパネルを製作して設置することにした。ABSの板を切り出し、スイッチ用の穴を開け、カーボン調のシートでデコレーション。右下にはシガレットライターソケットを設置、左下は燃料ポンプの配線を切り離すスイッチ。中断左は空のスイッチ。真ん中の赤いスイッチがオイルクーラーファン。その右どなりはラジオのアンテナの配線に割り込ませてある。

シガーライターのソケットはリレーをACC連動12Vに入れて、バッテリーから12Vを引っ張ってきた。USBチャージャーやシガーソケット型の電圧計などに使う。

燃料ポンプは冬久しぶりにエンジンを始動するときに切っておいて、点火しないでしばらくクランクさせ、オイルをプライムさせるのだが、トランク内のフューズを付け外ししてやっていた。これを室内からスイッチ一つでできるようにした。スイッチに手が触れて動いてしまわないようにセーフティーカバーを付けた。これもRadio Shackで買っていたもの。

ブランクのスイッチは30年以上も前にドラ多摩だかプルブインで買ったもの。そのうち何かに使う。とりあえず『DO NOT TOUCH!』とラベルでも貼っておくか。

右側のアンテナのスイッチはこれもイルミ内蔵。カーステの電源が入るとラジオでなくてもアンテナが伸びる。やかましいのでアンテナ線へスイッチを入れてアンテナが動かないようにしている。

配線をコルゲートチューブなどで隠したりして整理。パネルにはまだスペースが作れるので今後スイッチを追加したり、油温計、室外温度計など入れてみてもよいかもしれない。

 

 

 

 

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