E36 M3 Radiator Replace – ラジエーター交換

911のオイルクーラーを取り寄せて交換、破れたCVブーツも交換しないと、と思っていたらM3の水温がやけに上がる。ラジエーターがパンク。アルミのラジエーター本体とプラスチックのサイドタンクの付け根の部分からシューシュー水蒸気が。クーラントが一気に流出する、というわけではないので蒸留水を追加して必要なパーツを入手するまでの数日の間乗り切る。

ラジエーター本体の外に、クーラントのリザーブタンク、タンクキャップ、クーラントレベルセンサー、ラジエーターホース上、下、クーラントオーバーフローホース、ラジエーターを支えるゴムのマウントなど一緒に取り寄せた。

ウォーターポンプも交換しようかと思ったのでファンを外すための専用工具、eBayで格安で出ていたのでつい買ってしまった。ウォータポンプは漏れもないので結局交換せず。

クルマのフロントをジャッキアップし、ラジエーターのドレーンプラグを外してクーラントを抜く。クーラントレベルセンサー、水温センサーの配線を外す。ラジエーターの前にプラスチックのカバーがあるのでこれも外す。オルタネーターへの送風ダクトも外して脇に。

ファンシュラウドはラジエーターにプラスチックのリベット二つで止まっているのでこれを外して切り離す。一緒にオーバーフローホースも邪魔なのでホースクランプを緩めて外す。太いラジエーターホースを切り離し、水温計センサーの配線を外し、ラジエーター上部のクリップを外せばラジエーターは上に引き出すことができる。簡単。

ファンシュラウドにくっついているリザーブタンクをオーバーフローホース、ブロックからのリターンホースを外して切り離し、新しいタンクに交換。レベルセンサーもクルマを止める度に点灯していたので新しいものに交換。ブリーダーバルブも新しいものを別売りで取り寄せておいたので交換。新しいタンクをファンシュラウドに取り付け、オーバーフローホースをつなげる。ここはホースクランプが必要。ホースクランプは使い捨てのものが使われていたので新しいクランプを入手し使う。

ラジエーターホース二つもエンジンブロックから外して交換。

水温センサー、ラジエーターを固定するクリップを受けるゴムブッシュを古いラジエーターから新しいラジエーターに移す。

ラジエーターの下部がブラケットに収まるところにゴムのブッシュが入るので新しものをラジエーターに取り付けてラジエーターをファンシュラウドとの間に滑り込ませてクルマに取り付け。各種ホース、タンクがくっついたシュラウドをラジエーターにつなげる。ラジエーター下部にシュラウドがラジエーターのフレームにピッタリくっつくようにスリットみたいになっているので下に潜って確認。プラスチックのリベットは新しいものを入手したのでそれを使う。ホースクランプを全部締め上げてからラジエーターをクリップで固定。

クーラントはBMW純正のものを使った。これは蒸留水と50:50で混ぜて薄めて使う。リザーブタンクにこの混合クーラントを入れていく。ブリーダーバルブを開けておいてエンジンをかけ、ヒーターを全開にしてクーラントを追加していく。エンジンが暖まってブリーダーバルブからクーラントだけ、空気が出なくなったら後はエンジンを止めて冷やして漏れがないことをチェック、リザーブタンク内のクーラント量を調整し、クーラントが飛び散って汚れたところを水で洗浄して作業終了。

会社から帰宅して明るいうちに作業してしまうつもりだったがクーラントを入れるときには外はもう暗かった。

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