911 Lower Valve Cover Gasket – バルブカバーガスケット

911のエンジンオイル交換の時期。オイル交換のついでにエクゾースト側(下)バルブカバーのオイル漏れを対処する。ガスケットを取り寄せ交換する。

クルマはジャッキポイントで左右交互にジャッキアップしてフロントタイヤはランプで支え、リアはトーションバーカバーでウマに乗せ、クルマを水平に。リアタイヤも外し、バルブカバーの作業スペースを確保。

サンプのドレーンボルト、タンクのドレーンボルトを外してオイルを抜く。大変に失礼なことに上皇陛下のお写真が掲載の新聞にオイルで汚れたドレーンボルト、レンチをおいていることに後で気づいた。

バルブカバーのボルトは片側11本、アレンヘッド。潤滑剤をスプレーしてしばらく放置。高トルクで締まっているわけではないがアレンヘッドのボルトは壊しやすい。

比較的スペースに余裕がある左側からバルブカバーの取り外しのとりかかる。ヒートエクスチェンジャーのL字ダクトホースを外し、ヒートエクスチェンジャーの中にゴミが入らないようにビニール袋で蓋をしておく。

プラグワイヤ3本を抜いて横に避けておく。

下側の後方二本のボルトがヒートエクスチェンジャーのダクトのフランジが邪魔して作業がしにくいのでまずはこの二本から。ソケットが入るスペースがないので5mmのL字型アレンキーを使う。これに8mmのメガネレンチをかけてダブルレンチにしてトルクをかける。無事この二本を緩めることができ、残りの9本もソケットとラチェットを使って取り外すことができた。カバーは固着したりせず、すんなり外れた。

右側。こちらもダクトを外し、ヒートエクスチェンジャーのダクト口に蓋をし、下側後方二本のボルトからとりかかる。こちらは細いステンレスのパイプをみつけたのでこれをアレンキーのテコに使う。島忠ホームセンターのテープが残っているステンレスパイプ。いつ頃買ったものだろう。昭和か。平成だとしても平成一桁台だろう。

問題の二本のボルトは無事緩んだが、一番アクセスしやすい下側一番前のボルトのアレンヘッドを油断して壊してしまった。

Dremelを出してきてボルトヘッドを破壊。最初は大きなマイナスのドライバーが入るスリットを作って回そうとしたが作ったスリットにドライバーを叩き込みレンチでトルクをかけたらボルトヘッドがさらに壊れてしまった。壊れたところを貫通ドライバーを当てて、金づちで叩いてボルトを回転させようとしているうちにボルトを緩めることができた。

バルブカバーは古いガスケットを取り出し、デグリーサーで洗って干しておく。

バルブカバーは基本的に左右同じパーツ。ガスケットも左右共通。

乾いてきれいになったバルブカバーに新しいガスケットをオイルを付けて組み付ける。

ボルトを22本新しく買ったのでそれを使ってヘッドにカバーを取り付ける。ボルトはアレンキーで中から外へ少しずつトルクをかけて締めあげて行く。

プラグワイヤを差し込んで、ダクトを元に戻す。反対側のバルブカバーも同様に作業。オイルまみれになっていたヒートエクスチェンジャーも掃除しておく。

オイルフィルターを交換。

ドレーンプラグを閉めて、オイルを入れ、エンジンをかけて温めてオイル量を調整。

オイルはMobil 1 0W-40。

 

 

 

 

 

 

 

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