先日の洗車時に気づいた運転席床の濡れ。アクセルペダルの右側の側面も湿っている。ヒーターバルブが怪しい。昨年ヒーターコアを交換したときにバルブは古いものをそのまま戻した。ヒーターコア周辺をやるときはバルブも一緒に交換するのが通説。バルブがそろそろ逝ってもおかしくはない。アクセルペダル横のパッドやカーペットの上方にクーラントの白いしぶき汚れと思われる痕が嫌な感じ。センターコンソールを外し、エンジンをかけてみる。
案の定、ヒーターバルブのパイプに沿って、ツーっとクーラントが漏れてきた。
エンジンルーム側で室内に向かうパイプ二本とホース二本を切り離す。ヒーターバルブをヒーターコアから切り離し、取り出す。以前バルブを車に戻したときに、バルブとつながるパイプのボルトを締めるのに作業スペースが非常に狭く苦労したので、締め切れていなかった不安があったので、これを増し締め。一度車に戻し、ホースなどつなげ、エンジンをかけてチェック。しばらくするとまた漏れてきた。
再度バルブを取り出す。今度はパイプを一旦バルブから切り離し、パッキンが当たる面などをよく掃除、また車に戻してチェック。やはり漏る。
バルブを取り出してきて、今度はバルブ自体を分解してみてる。Youtubeや掲示板などの情報を参考にバルブ内部のパッキンを交換してみることにする。分解は4本のリベットをドリルで破壊。分解し、中を掃除。パッキンも取り出す。
買い物にでかけ、できるだけサイズが近いパッキンを数種類、破壊したリベットに代わりにバルブボディをつなげる細いボルトとナットを購入。
パッキンはうまくサイズが合い、新しいボルトとナットでバルブを組み立てる。
車に戻し、エンジンをかけてチェック。またも漏れてくる。
車から取り出し、細かく観察すると、ABSのパイプのフランジの部分にヘアラインクラックが入ってそこから水分がにじみ出ているのが分かった。諦めきれず、半田ごてに火を入れて、クラック周りのABS材を溶かし、クラックを埋めようと悪あがき。ある程度満足したところで車に戻し、テスト。
失敗。クーラントはダラダラと漏れてくる。これで敗北宣言。一日作業して外は暗いしエンジンルーム側でクーラントホースをつなげ、ヒーターをバイパスしておく。バルブを新しく手配。交換は後日。