GX470 Brake Caliper Replace – ブレーキキャリパー交換

左前のブレーキキャリパーはブリーダーバルブを壊してしまった。友人のメカニックに相談するとキャリパーごと交換するのが手っ取り早い、ということなので、新しいトヨタの型番のキャリパーを入手。左前だけ交換する。キャリパーは社外品やリビルト品が出回っていて、出費を抑えたければ、そんなものを純正新品より安く手に入れることもできる。今回は純正品をAmazonで取り寄せ。

交換は至って簡単。一時間もかからなかった。

ボンネットを開けておいて左前をジャッキアップし、ウマを用意、ホイールを外す。

キャリパーにつながっているブレーキラインのフレアナットに潤滑剤を吹いておき、新しく買った10mmのフレアナットレンチで一回緩むことを確認しておく。ブレーキラインとゴムホースのつなぎ目のところのクリップを外し、ブレーキラインに遊びが出るようにしておく。

ブレーキパッドをキャリパーから取り出そうとするが、ピストンが固着していて縮まず、パッドが出てこない。パッドを取り出すのは諦め先に進む。

1. ハードラインとゴムホースのつなぎ目のクリップを外してブレーキラインに遊びをもたせ
2. キャリパーとハードラインを切り離す
3. パッドは引っかかってここまでしか出てこない

キャリパーをナックルに固定している17mmボルト2本を抜き、ブレーキラインもキャリパーから切り離し、キャリパーをローターから外す。ピストンが固着していてブレーキが軽くかかった状態になっていてそのままでは出て来ないのでハンマーでキャリパーを叩き出した。

ブレーキフルードがポタポタと流れ出てきているのでフルードをボールに受けておく。出てくるフルードはかなり色が濃く、ゴミもたくさん出てきている。

新しいキャリパーをナックルに付けて、ブレーキラインもつなげる。ブレーキラインとゴムホースのつなぎ目のところのクリップを戻し、古いキャリパーからブレーキパッドも移して取り付け。

ブリーダーバルブにホースを付けて受けのボトルを準備し、バルブを開ける。引力に任せてフルードがキャリパーに充填され、ブリーダーバルブから溢れてくるのを待つ。

今日は助手になる人がいないので、一人でエア抜き。廃フルードの受けのボトルに少しフルードを入れて、ホースの先端がフルードの中に潜るようにしておいて、ブレーキペダルをゆっくり押してブレーキフルードをキャリパーへ送り、ブリーダーバルブとその先のホースに押し出す。リザーブタンクのフルード量が減りすぎないように様子を見ながらペダルを何度も押してフルードを通して行く。ある程度フルードを通してホースに流れるフルードに気泡がなくなってエア抜きができたことを確認し、ブリーダーバルブを閉じてエア抜き終了。リザーブタンクにフルードを追加して量を調整しておく。

キャリパーからフルードの漏れなどないことを確認し、ホイールを戻したりクルマを元に戻して終了。

外した古いキャリパーをチェック。ピストン4つの内、3つは完全に固着している。新しく入手したスプレッダーではピストンを押し込めない。Cクランプをかけてピストンを押すが微動だにしない。メカニックの友人が新しいキャリパーを買え、と教えてくれたときに、GX470(プラド120)のフロントのキャリパーはピストンが固着する傾向があり、ボルトオンのGX460(プラド150)のキャリパーとローターにアップグレードする手がある、と言っていた。ネットにそんな情報がたくさんあがっている。外したキャリパーはオーバーホールしてスペアとして持っていようかとも思ったが、折れたブリーダーバルブ、固着したピストンを外すのが面倒くさそう。必要なときはリビルト品が安く手に入るし・・・廃棄する。

テストドライブ。ブレーキはスムーズに効くし、強めにブレーキをかけても今までのようにハンドルが取られて車が横に流れるようなことはなくなった。

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