Sienna CV Axle – ドラシャ交換

Siennaは右前の外側、ハブ側のCVブーツが破断して周りにグリスが飛び散っている。友人のプロに相談するとブーツだけ交換するなんて手間を考えたらドラシャごと交換する方が速い、と教えてくれた。アフターマーケットモノのドラシャは安く手に入るので、近所のオートパーツ屋で買って来て交換。確かにブーツを外して中のCVジョイントを掃除してグリスを盛って、なんてことをするより断然簡単だった。今回は右側だけ。トランスミッションのオイルシールも触らずにそのまま。

天気は秋の雨の合間の曇り空。絶好の作業日和。

右前をジャッキアップ、ウマに載せておいて、リアには輪留め。

タイヤを外し、ドラシャ先端のナットのカシメを小さいPlybarで起こし、30mmのソケットとインパクトでナットを緩める。ドラシャの先端を叩き、ナックルとの固着から開放しておく。

右側のドラシャはドラシャの真ん中辺りでセンターベアリングで支えられている。センターベアリングのケーシングの14mmのボルトを緩め、センターベアリングをケーシングに固定している大型のCリングも外す。

ボールジョイントとコントロールアームの17mmのナット2つとボルト1つを外して切り離してナックルをこじるともうシャフトはセンターベアリングのところも含め抜けてきた。ナックルからAxleシャフトの先端を抜き、ドラシャをまるごと取り出す。あっという間。

古いシャフトからCクリップを新しいシャフトに移し、新しいシャフトを入れる。センターベアリングのケーシングを通してトランスミッションに差し込み、ハブ側はハブに通す。

センターベアリングのところのCリングを戻すのに苦労。しばらく苦戦の後、バイスグリップを2つ使った。バイスグリップでCリングを縮めておいて、もう一つのバイスグリップで更に縮め、ベアリングキャリアの溝に入れることができた。

センターベアリングの14mmのボルトを締める。

ボールジョイントとコントロールアームを繋げる。

ドラシャ先端のナットを締める。規定トルクは294Nmだが、ブレーカーバーをジャッキのパイプで延長して適当にトルクをかけておく。ナットはPlybarとハンマーで潰しておく。

タイヤを付け、車を下ろして終了。

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