Siennaのリアはドラムブレーキ。ちょっと前にブレーキシューを交換した。2年ちょっと前だがそれから4万マイル(6.4万km)走っている。その作業をしたときドラムブレーキの整備は難しい、とあまり自信がなかったがここに来てペダルフィールも悪くなり、リアのブレーキがあまり効かなくなってしまったのでブレーキシュー、そしてドラムと一式交換する。
リアをジャッキアップし、ウマをかけておく。
買って来たのはブレーキシュー、ブレーキドラム、そして一連のスプリングなどが入ったリペアキット。
右側から作業。サイドブレーキを解除しておく。
タイヤを外す。タイヤはちょっと前に新調し、General TireのAltimax 365AW、215/65R16、「スノーフレークマーク」付き。スタッドレスには及ばないが雪にめっぽう強いタイヤ。
ドラムはM8x1.25のボルト二本をねじ込んで行って外す。
ブレーキクリーナーでざっと汚れを落とし、
写真を数枚撮って各部品の取り付け位置など元に戻せるようにしておいて、順番にバラして行く。
で、リペアキットの新しいスプリングやらを使い、新しいブレーキシューを使って組み立て直す。前回自信がなかったので今回はじっくり時間をかけて仕組みも勉強しながら作業。
新しいドラム。古いドラムは摩耗して段差ができてしまっている。この溝ができている時点で作業が難しくなるのでドラムは諦めてシューと一緒にとっとと交換すべき、と反省。
腰を据えて慎重に、と始めた作業だったがあっという間。
左側。
こちらはまずドラムが外れて来ない。M8のボルトをいっぱいいっぱいまでねじ込んでドラムがホイールスタッドから抜けてようやく強引にドラムを外すことができた。シューが引っかかってしまっていた。
ドラムを外すとドラムを強引に外したからか、そもそもそうやって組んでしまったのか、前側(写真の左側)のシューの爪がシリンダーから外れてしまっていた。ペダルフィールが悪かったので、こんな状態で組まれていた疑い・・・。
爪が外れていたせいでシューがドラムの面に対し斜めに当たっていたのでシューも下半分が偏摩耗。ほぼメタルが露出。
外したシュー。赤矢印部分と黄色矢印部分のブレーキマテリアルの摩耗量の差:
ドラムもしっかり段差ができている。
ドラム、シュー、パーツを外した状態。
新しいシューにパーツを移植。
新しいシュー、パーツで組み立てる。
新しいドラムもスッと取り付き、ブレーキペダル、サイドブレーキを踏んで動作確認。
交換したスプリングなどのパーツ。
ついでにオイル交換。