911 Rear Bumperette – バンパーガード

Bumperette、Bumper Guard、Bumper Override、Bumper Energy Absorberなどと呼び名は色々。日本語だとオーバーライダー、バンパーガードといった名称が使われている。日本では930とかビッグバンパーと呼ばれ、英語圏ではG-Bodyと呼ばれる1975年に登場の911 Turbo、1976年以降のCarrera、SC、3.2 Carrera、そのリアバンパーにはナンバープレートの外側左右にゴムのバンパーガードが付いている。米国仕様の911のバンパーガードはDOT(Department of Transportation – 国交省みたいな機関)の規定で巨大。見た目が悪い、リアのオーバーハングの重量を削りたい、人と違うことをしたい、といった理由でバンパーガードを米仕様ではない幅の狭いものに変えたり、まるごと取っ払ってしまったりする。この幅の狭いものは通称Euro Bumperette。

クルマを買ってすぐに米仕様のBumperetteは外して保管。それからずっと外したままだったが、しかし、このバンパーガードが無いとお尻がストンとアクセントがなく、もの足りない。RSヒーターバイパスダクトと一緒にSwap MeetでEuro Bumperetteを安く見つけたので買った。それをクルマに付ける。

バンパーには二本のボルトで固定するのだが、米仕様のBumperetteが使う穴は位置が合わず使えないので、バンパーに改めて穴を開ける必要がある。

バンパーの取り付け位置にマスキングテープを貼って保護し、Bumperetteの位置合わせ、ポンチで位置決めしてドリルで穴を開ける。位置合わせは慎重に。

ポンチで位置決めしたらもう後戻りできない。勇気がいる。バンパーはアルミ製なので始まってしまうと簡単に穴が空く。空けた穴は黒いペイントを塗っておく。

空けた穴の位置はうまくいった。しかしBumperetteの下部とバンパーの下に付いているValanceと干渉し、Bumperetteがちゃんと付かない。

Valanceを外し、少なくともバンパー本体に付くことを確認。しかし今度はBumperetteが邪魔になってValanceが付かない。

この干渉を換装した人たちはどう対処しているのかネットで調査。発覚したのはこのG-Body用のEuro Bumperetteには二種類あり、SC以前用のものとTurboと3.2 Carrera用がある、ということ。

1978年~Turbo
1984年~3.2 Carrera
930.505.031.00930.505.032.00
1976年~1977年Turbo
1974年Carrera~1983年SC
911.505.341.00911.505.342.00

手持ちのものはSC以前用のもの。

Valanceの取り付け位置を少し前方へずらすか。Bumperetteの干渉する部分をValanceの形に合わせて削って加工するか。或いは正しい品番のパーツを手に入れるか。

頓挫・・・つづく・・・

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